見て覚えよう!

京都のお菓子〈その2〉

<京都検定>かわいい京菓子の問題も出されます!

見て覚えよう!

京都のお菓子<その2>

<京都検定>出題されるおいしそうな京菓子をもっと見ていきましょう!

こんにちは! 
さあ、まだまだたくさんあるんですよ、ぜひとも知っておいていただきたい京菓子が!
前回に引き続き、京都検定に出題される京菓子をどんどんご紹介しますね!

<社寺・街道ゆかりの菓子>

○あぶり餅

画像元:写真AC
やすらい祭で有名な今宮神社の門前名物です。
お祭りの当日にはあぶり餅を食べて無病息災を願うそうですよ。
今宮神社は京都検定に頻出ですので、しっかり覚えておきましょう。

○やきもち

上賀茂神社の名物です。
やきもちは俗称で、正式名称は神社の神紋にちなんだ「葵餅」。
小豆のつぶし餡を包み、鉄板で両面をこんがりと焼いたものです。

○唐板

画像元:家庭画報.com
上御霊神社の名物です。
悪霊退散のための御霊会が開かれた時、健康を祈る厄除けの煎餅としてふるまわれたことが始まりとされています。

○粟餅

画像元:写真AC
北野天満宮の門前茶屋である粟餅所澤屋の名物です。 
餡で餅を包んだ餡餅と、餡にきな粉をまぶしたきな粉餅の2種類あります。 

○長五郎餅

粟餅と同じく北野天満宮の名物菓子です。 
北野大茶湯で豊臣秀吉が賞賛したのをきっかけに名物となりました。

○みたらし団子

下鴨神社の神饌菓子です。 
糺ノ森の御手洗池(みたらしいけ)に湧く水の泡を表しているといわれています。

鳩餅

三宅八幡宮の名物菓子です。 
三宅八幡宮では鳩が神の使いとされているので、その鳩をかたどっているんです。

○狐煎餅

画像元:写真AC

伏見稲荷大社の門前にある総本家いなりやの煎餅です。 
こんとそっくりですね! 
水で練った生地を狐の面の形で焼いたものです。

走井餅(はしりいもち)

石清水八幡宮の表参道にあるやわた走井餅老舗のお菓子です。 
やわらかい餅にこし餡を包んだもので、歌川広重の錦絵「東海道五十三次」にも茶店が登場しています。

○どら焼き

画像元:京菓子笹屋伊織

毎月21日、東寺の弘法さんの日の土産です。 
クレープのような薄い生地でこし餡を包み、竹の皮に包んだ棒状のお菓子です。 
現在では笹屋伊織で毎月20日〜22日のみ販売されています。

○幽霊子育飴

とってもこわーい名前ですが、これは六道珍皇寺に関連する飴です。 
妊娠したまま死んだ女性が死後に出産し、幽霊となって赤子になめさせる飴を買いにきていたという民間伝承から名づけられました。 

○松風

画像元:亀屋陸奥

西本願寺の御用菓子です。 
織田信長が一向一揆制圧のため、石山本願寺を攻めた際に寺内で兵糧が欠乏したことがありました。 
この時、亀屋陸奥の当主がお菓子を作って顕如たちに配り、のちに顕如が「忘れては波の音かと思うなり枕に近き庭の松風」と詠んだことから、「松風」という名がついたそうです。

○鎌餅

画像元:婦人画報
鞍馬口の茶店で売られていたという、蔵馬が移動のお菓子です。 
鎌に似た形状から命名されました。

○おせき餅

城南宮のそば、鳥羽街道の名物菓子です。 
江戸時代にせきという娘が編笠の上に餅を並べて売ったのが最初といわれています。

いかがでしたか? 
こうして見ると、京都のお菓子はどれもおもしろい由来がありますね! 
甘いものがすきな間崎教授は、全部食べたことがあるのでしょうか? 
赤文字のところは京都検定で頻出なところです! 
おいしく、楽しく、お菓子について学びましょうね! 
こんこん! 

参考:淡交社「新版京都・観光文化検定試験公式テキストブック」

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